クラウドファンディング・ラボラトリでは
ユニークなクラウドファンディング・プロジェクト(案件)を
(主観的にではありますが)ピックアップ。
『一押しプロジェクト事例集』として、ご紹介しています。
今回取り上げるのは、事例第3号。
「戦艦大和をデジタル3Dモデルで完全再現して
バーチャル空間で自由に観られるようにしよう!」
・・という、最新技術を駆使した面白いプロジェクトです。
(音声解説も用意しましたので、是非視聴してみてください!)
プロジェクト概要
戦艦大和バーチャルリアリティ復元計画:
「乗れる、そして動く実物大の大和」を建造。
http://camp-fire.jp/projects/view/1353
2014年12月から募集が始まっていたのですが、
目標設定額100万円に対して500万円以上が集まった成功事例です。
企画者の方は元々ゲーム業界の方で、
今は独立してゲームやVR関連の開発をされているそうです。
(調達資金は3DCGやサウンドの制作費に活用)
1 | 国/都道府県 | 国内 |
2 | 運営サイト | CAMPFIRE |
3 | 調達型 | 購入型 |
4 | 業界/セクター | 製造業/映像 |
5 | 掲載時期 | 2014年12月~2015年2月 |
6 | 目標設定金額 | 1,000,000円 |
7 | 達成金額 | 5,449,893円 |
8 | プロジェクトオーナー関連サイト | http://yukikaze2ayanami.blog11.fc2.com/ |
目の前に広がるVR(バーチャル・リアリティ)の世界
Oculus Rift(オキュラス・リフト)という、
Kickstarterで資金調達し開発スタートした
『没入型ヘッドセットデバイス』を利用し、キャンプファイアーで資金調達。
このデバイス、面白いんですよ。
僕(おるず)も2014年のニコニコ超会議3へ遊びに行った際
Oculus Rift ブースがいくつかあったので体験してみたのですが・・
ゴーグル形式のヘッドセットを装着すると、
目の前にバーチャル空間が広がり手元のコントローラーで
自由に動き回る事ができて、驚きでした。
これが、今回のプロジェクトのように
細部まで作り込まれた3Dモデル内を自由に動き回れたら
かなりおもしろいんじゃないか!?とワクワクしています(笑)
成功要因は?
サイト掲載中の動きにも注目
ちなみに、このプロジェクトは
ただクラウドファンディング・サイトに登録するだけでなく・・
事前にOculus Rift の無料体験会を各地で実施したり、
成立後も随時目標設定(ストレッチゴール)を追加したりと
かなり戦略的に動いている印象だったので、
元々話題性のあるプロジェクトとはいえ、
目標額を5倍以上で達成したという成功要因は、
その辺りにあるかとも思われます。
今後のプロジェクト計画の、参考にしてみて下さい。