クラウドファンディング・ラボラトリでは
ユニークなクラウドファンディング・プロジェクト(案件)を
(主観的にではありますが)ピックアップ。
『一押しプロジェクト事例集』として、ご紹介していきます。
今回取り上げるのは、新しいブランドのお酒(ビール)を
開発し世界へ届けるための資金調達プロジェクトです。
『1本3千円の至高のビール!アルコール14%の「バーレーワイン」を、
ふるさと岩手で「世界に通用するビール」に育てたい!』
http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000058
1 | 国/都道府県 | 国内(岩手県) |
2 | 運営サイト | Kibidango |
3 | 調達型 | 購入型 |
4 | 業界/セクター | 製造業(酒造) |
5 | 掲載時期 | 2015年1月〜3月 |
6 | 目標設定金額 | 500,000円 |
7 | 最終調達金額 | 2,313,800円 |
8 | 最終支援者数 | 181人 |
9 | プロジェクトオーナー関連サイト | http://shop.sekinoichi.co.jp |
なんと、プロジェクト掲載初日に
目標金額(50万円)を達成してしまった様子。
2015年1月に開始したプロジェクトですが、
目標金額を達成した後も募集をつづけ、
3月末の終了時には181人の支援者を集め、
達成額が目標の4倍を超えての約230万円!
プロジェクトのオーナーは、
岩手県で大正7年に創業した酒蔵『世嬉の一酒造』の四代目。
そして、ビール醸造士!
資金調達の用途は、ビール製造専用のタンクを設置するため。
手段として、クラウドファンディングにチャレンジされたとのこと。
報酬設定は購入型。
支援すると、数か月先に醸造されたビールが送られてくる仕組み。
リワード設定と目標額到達の関係で、
購入型がメリットな点は
目標額を達成したあとでも、製品が生産できるかぎり
引き続き支援を募集し、目標額を調整(上下)することができるという点。
こちらのプロジェクトも、
目標額はプロジェクト掲載当日に達成してしまったとはいえ
達成当日から2か月後まで延長。
支援額もストレッチして、支援受付を継続するという成功事例でした。
う~、
ストーリーを読んでいると
酒好きの私としては、個人的に支援して、
酒蔵の造るこの14%のビールを早く飲んでみたい~!
次号か、次々号か・・で取り上げる一押し事例は、
オーストラリアのビールプロジェクトを
「投資型」クラウドファンディングで調達したケース。
両事例とも共通してビール醸造の成功事例。
国をこえて比較検討できる、事例紹介としてはお薦めケースです!