【入門編#02】クラウドファンディングを利用する5つのメリット

資金調達する方法はクラウドファンディング以外にも色々ありますが、
資金調達をする人にとって、なぜクラウドファンディングにする必要があるのか?

いくつかメリットを挙げてみます。

1)出資者の金銭的ハードルが低い

不特定多数の人から少額ずつ資金を集める事になるので、
1人1人がプロジェクトに支援・出資しやすくなり、出資のハードルが低いこと、すなわちその分資金調達のハードルも低いということになります。

2)お金以外のリターンを設定できる

株式などで資金調達する場合は、

利益に応じて配当という形で金銭的なリターンを返す必要がほとんど、または、大衆向けの市場価値・商品価値ある程度把握できるような現物を配当するケースが主流です。

しかしクラウドファンディングの場合、リターンをお金以外の、そして市場価値や商品価値がどうなの?っていうもの・・例えば、

・商品開発が成功した場合、その商品を提供
・支援したイベントが無事開催される時に無料招待
・制作者(資金調達者である場合)からの特別なプレゼント

など、資金調達側がもつ、独自のユニークな世界(市場?)があり、その世界感(市場感?)で供給側がこれなら!と納得するであろうと思われる様々なものをリワード(報酬)として設定する事ができます。どのようなリワードがあるのかについては、今後の記事で取り上げていきたいと思いますので、今後の発信にご期待ください。

これは事前に出資する側も確認する事ができるので、
そのリワードに納得した方のみが出資者となります。

3)アイデアの有効性を測る場として

全く新しい発想のデジタル機器は、
そもそもそれを本当に必要な人が居るのか?を調査する必要があります。

そんな時にクラウドファンディングを活用し、
商品のコンセプトや内容だけを文章&画像&動画で見せる事で、
どのくらいの人が興味を持ったかを実際に集まった金額で測る事が可能です。

それは、出資者(資金提供者)が将来の顧客であったり、ファンであったりするからで、ここが従来の資金調達手段と異なる、クラウドファンディングのユニークな性格です。

集まった金額はそのまま商品開発に使えるので、一石二鳥。

4)資金調達とマーケティングが同時にできる

クラウドファンディングは、
特にソーシャルメディア(FacebookやTwitter等)との相性が良く、ソーシャルメディアとの連携がしやすいので、資金調達とマーケティングが同時にできることもメリットです。

この点についても、従来の資金調達手段には見られなかったポイント。これも一石二鳥と言えます。

ソーシャルメディアとの連携がしやすい

クラウドファンディングでプロジェクトを作り、
期間中はソーシャルメディアやブログなどで随時告知する事で、
友人や知り合い等のフォロワー経由に口コミで広がっていきます。

ソーシャルメディアで自身の企画について想いを綴って行く事で、
それに共感してくれた方が出資してくれるでしょう。

5)分野や地域に特化したサイトも増えている

最近は特定の分野(クリエイティブ、アート、ファッション、アニメ、政治、・・)
に特化したクラウドファンディングが増えてきています。

また、行政と連携して地域事業を支援する所も増えてきています。それにより、資金提供者にとっては、よりピンポイントに自分たちの共感できる(出資したい)プロジェクトを探しだせる利点や、調達者にとっても、自分たちの特定の分野に興味をもってもらえる支援者・出資者につながる可能性もアップ。さらに、対象分野が特化されていくことにより、効果的にクラウドファンディングに興味をもってもらえる層自体の拡大(市場の拡大)にもつながります。

今後は自分が始めたい分野に応じて、最適なクラウドファンディング運営者を
選択していく時代になっていきそうです。


クラウドファンディングが登場した事により、
資金調達面でのハードルが下がりました。

今後も様々なサービスが増えていきそうなので、
業界全体の動向にも注目です。

クラウドファンディング・ラボラトリでは、国内外のクラウドファンディング業界に関する最新情報や事例紹介などを、随時FacebookやTwitterで発信しております。ブログにはまだ公開していない情報もありますので、是非以下よりフォローお願い致します。

また、当ブログでも定期的に発信していきますので、今後の記事にもご期待の程を!

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